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50代・60代を迎え、大切な人を亡くしたあと、ふと「また誰かと歩めたら」と思ったとき、「こんなこと、考えてもいいのかな」と胸が締めつけられる——そんな気持ちを抱えていませんか。
正直にお伝えします。私自身も、身近な親戚も、死別の経験はありません。ですから、その悲しみのすべてを分かるとは言えません。ただ、親戚が離婚を経て再婚し、年齢を重ねてからの出会いで穏やかに暮らしているのを、近くで見てきました。「もう一度、誰かと」と願う気持ちに、できるかぎりやさしく寄り添えたらと思って、この記事を書きます。
答えを押しつけるつもりはありません。読み終えたあと、あなたの気持ちが少しだけ軽くなっていたら、うれしいです。
50代の死別からの再婚は「してもいい」|まず伝えたいこと
先に、いちばん大切なことをお伝えします。死別のあとに再婚を考えることは、してもいいことです。そして、それはけっして冷たいことでも、亡くなった方をないがしろにすることでもありません。配偶者を亡くし、いわゆる「未亡人」となったあとに再婚を考えることへ、ためらいを覚える方は少なくありません。けれど、それは決しておかしなことではないのです。
亡くなった方を大切に思う気持ちと、これから誰かと穏やかに過ごしたいと願う気持ちは、どちらか一方を選ぶものではなく、両方をあわせ持っていていいものです。もう一度、あたたかい時間を過ごしたいと願うのは、とても自然なことなのだと思います。
「再婚してもいいの?」とためらう、よくある気持ち
再婚を考えたとき、心に浮かぶためらいは、人それぞれです。よくある気持ちと、その受けとめ方の一例を、表にまとめました。あくまで「こんな考え方もある」という参考として、ご覧ください。
| ためらう気持ち | その受けとめ方の一例 |
|---|---|
| 亡くなった人に申し訳ない気がする | 幸せを願うことは、その方を忘れることではありません |
| 子どもや家族にどう思われるか不安 | 早めに気持ちを伝え、時間をかけて話すと安心につながります |
| 前の伴侶と比べてしまいそう | 新しい相手は「別の人」。比べず、そのままを見ていけたら |
| 今から新しい関係を築けるか自信がない | 年齢を重ねたからこそ築ける、穏やかな関係もあります |
どの気持ちも、あって当たり前のものです。無理に消そうとせず、少しずつ受けとめていけたら十分です。
「申し訳ない」という気持ちとの向き合い方
死別からの再婚で、いちばん多く聞かれるのが「亡くなった人に申し訳ない」という気持ちだと言われます。実際、離婚や再婚の問題にくわしい専門家も、亡くなった配偶者への申し訳なさを感じる方は少なくないと指摘しています。この気持ちとの向き合い方について、いくつかの考え方をご紹介します。
「忘れること」ではなく、「想いと一緒に生きていく」
再婚は、亡くなった方を忘れることではありません。その方との思い出を心に大切にしまったまま、これからの人生を歩んでいく——そんなふうに考える方もいます。想いは、消さなくていいのです。
「幸せになること」は、裏切りではない
「自分だけ幸せになっていいのだろうか」と感じる方もいます。けれど、あなたが穏やかに笑って過ごすことを、亡くなった方はきっと願っているのではないでしょうか。幸せになることは、その方への裏切りではない——そう受けとめる方も、たくさんいます。
気持ちの整理には、人それぞれの時間がある
いつ再婚を考えていいか、決まりはありません。数年で前を向ける人もいれば、もっと時間がかかる人もいます。まわりと比べる必要はまったくなく、あなたのペースで大丈夫です。
死別からの再婚で、大切にしたいこと
穏やかに新しい一歩を進めるために、心にとめておくと安心なことを、いくつかまとめます。
- あせらない:気持ちの準備ができてからで大丈夫です。急ぐ必要はありません。
- 家族との対話を大切に:とくにお子さんには、早めに気持ちを伝え、時間をかけて話し合えると安心です。
- 「前の家族の話」を受けとめてくれる相手を:亡くなった方や、これまでの暮らしの話を、否定せずに聞いてくれる人だと、心地よく過ごせます。
- 正直に話せる相手を選ぶ:隠しごとをせず、ありのままを話せる関係が、長く続く土台になります。
データで見る|再婚は、めずらしいことではない
「再婚なんて、自分だけが特別なのでは」と感じる必要はありません。再婚は、めずらしいことではなくなっています。
厚生労働省の調査では、結婚した人のうち、男性の約18.5%・女性の約16.0%が再婚だとされています。夫婦のどちらか、または両方が再婚というケースは、およそ4組に1組にのぼります(出典:厚生労働省「令和5年(2023年)人口動態統計」)。
あなたと同じように、一度は結婚を経験し、もう一度あたたかい時間を求めている人は、たくさんいるのですね。
同じ立場に理解のある出会いの場は?
もし「少し先でもいいから、また誰かと」と感じたら、大切なのは、自分と近い立場を理解してくれる人が集まる場所を選ぶことです。
中高年・再婚・死別といった事情に理解のある人が多いアプリなら、気負わずに向き合いやすくなります。たとえば、中高年や再婚の人への優遇プログラムがあるのが「マリッシュ」です。まずは無料で登録して、どんな人がいるのか雰囲気を見てみるだけでも大丈夫です。
合わなければ、やめればいいだけです。気持ちが整ってから、ゆっくりのぞいてみてください。
出会いを探すときの心がまえ
これから一歩を考える方へ、知っておくと安心なことを3つ。
- 気持ちが整ってからでいい:無理に前を向かなくて大丈夫です。あなたのペースで。
- 一度で決めなくていい:合わないと感じたら、立ち止まっても、やめてもいいのです。
- 話せる相手に、頼っていい:家族や友人に気持ちを話すだけでも、心は軽くなります。
婚活そのものの始め方や、アプリの選び方は、50代からの婚活の始め方ガイドや中高年・再婚の婚活アプリの選び方にもまとめています。
実際に再婚した親戚の話は、親戚のリアルな体験談に書いています。
よくある質問(死別からの再婚のQ&A)
Q. 死別のあと、どのくらいで再婚を考えていいのでしょうか?
A. 決まりはありません。人それぞれのペースがあり、数年で考える人もいれば、もっと時間をかける人もいます。まわりと比べず、あなたの気持ちが整ってからで大丈夫です。
Q. 子どもが反対したら、どうすればいいですか?
A. まずはお子さんの気持ちを、ゆっくり聞いてあげてください。気持ちを一度で分かり合うのは難しいこともあります。時間をかけて、少しずつ話し合っていけたらと思います。
Q. 亡くなった配偶者のことは、新しい相手に話してもいいのでしょうか?
A. 話してもいいですし、むしろ、その話を受けとめてくれる相手を選ぶことが大切です。あなたの大切な思い出を否定しない人だと、安心して一緒に過ごせます。
Q. 死別から何年後くらいに再婚する人が多いですか?
A. 決まりはありません。ただ、ご家族の気持ちを考えて「一周忌を過ぎてから入籍する」方が多いようです。出会いを探し始めるのは、あなたの心が「少しだけ前を向けたかな」と思えたときで大丈夫です。まわりと比べず、あなたのペースで進めてください。
Q. 50代・死別からの再婚は、後悔しませんか?
A. 焦って決めてしまうと、後悔につながることもあります。逆に、亡くなった方への想いを大切にしながら、あなたのペースで相手を選べば、あたたかい関係を築いている方はたくさんいます。「一緒にいて心が休まるか」を基準にしてみてください。
おわりに|あなたが幸せを願うのは、自然なこと
大切な人を亡くした悲しみは、簡単に消えるものではありません。そのうえで「もう一度、誰かと」と願う気持ちもまた、とても自然なものです。どちらの気持ちも、あなたの中にあっていいのです。
急がなくて大丈夫です。気持ちが整ったそのときに、もし「少しのぞいてみようかな」と思えたら、そこから新しいご縁が始まるかもしれません。この記事が、あなたの心にそっと寄り添えたなら、うれしく思います。

